MINI Eは、2008年11月のロサンゼルスモーターショーで発表。MINIのハッチバックをベースに開発した電気自動車だ。エンジンの代わりに、最大出力201psのモーターを搭載。2次電池はリチウムイオンバッテリーで、リアシートを占拠。そのため、2シーターとなる。0-100km/h加速は8.5秒、最高速は153km/h(リミッター作動)の実力。最大航続距離は約161kmで、充電はBMWが貸与する壁掛け型の専用機器を使用する。
MINI Eはタイムアタックにあたって、若干のモディファイを実施。サスペンションとブレーキを強化し、ボディパネルの一部はCFRP(カーボンファイバー強化プラスチック)として軽量化。レカロ製バケットシートや6点式シートベルト、ロールケージも装着された。フロントリップスポイラーやリアウィングといった空力パーツも追加。リミッターは解除されているが、モーターやバッテリーなどの基本システムに変更はない。