住友金属、原発向けSG管の生産を増強---電力需要増加とCO2削減

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住友金属工業は、尼崎の特殊管事業所で、PWR型原子力発電所用の蒸気発生器用伝熱管(SG管)の製造能力を増強する。

約140億円を投じて生産能力を増強し、2008年度実績対比2.7倍に増やす。増産開始時期は2013年4月の予定。

今回のSG管の生産能力の増強は、世界的な電力需要増加とCO2排出削減の必要性から、原子力発電所の新設計画が増加しているため。SG管の供給メーカーは世界で同社、Sandvik社(スウェーデン)、Valinox社(フランス)の3社だけ。今後、3社の生産能力を超える需要が見込まれている。

同社は、第三世代の原子力発電プラントに使われるSG管を数多く受注している。米国政府の融資保証が最初に適用されるプロジェクトであるヴォーグル発電所のSG管も同社が受注しており、2013年以降、米国、中国、韓国向けを中心に受注の増大が見込まれている。

《レスポンス編集部》

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