第3回COPPA DI KYOTO クラシックカーが古都を駆け抜ける

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東寺に集まったCOPPA DI KYOTOの参加車たち
  • 東寺に集まったCOPPA DI KYOTOの参加車たち
  • 東寺とフェラーリSP-1
  • 参加台数の多かったジャガーEタイプ
  • シアタ750S。1950年代のイタリアのレース、ミッレミリアに出走したそのもの
  • 東寺をスタートする参加車たち。チシタリア202SCもスタートに着く
  • 非常に珍しいアーノルド・ブリストルも東寺をスタート。ボディは当時ベルトーネにいたフランコ・スカリオーネがデザイン
  • 東寺をスタートするアストンマーチンDB4GT
  • メルセデスベンツ190SLも東寺をスタート

全日本ヒストリックカータイムラリー選手権『COPPA GIAPONE2010』の第3戦『COPPA DI KYOTO』が3月13日から14日にかけて開催された。主催はコッパディ京都実行委員会。

第3回目を迎える『COPPA DI KYOTO』はこれまでの南禅寺(京都市左京区)から世界文化遺産である東寺(京都市南区)にスタート場所を移し、今年も25台のクラシックカーが集まった。

今回はイギリス車、特にジャガーの参加車が多く、『XK』シリーズ、『Eタイプ』合わせて7台を数え、特にEタイプのデザインの優雅さは京都の古い街並みにも不思議な調和を見せた。他にも、これはクラシックカーではないが、フェラーリ『SP-1』という、およそ半世紀ぶりにフェラーリのビスポークモデル(注文主の個人的な嗜好やデザインを取り入れた一品製作モデル)も参加し、ギャラリーを驚かせた。

13日は東寺をお昼にスタート。京都市内を走行後、比叡山山頂にてタイムトライアル(ある区間を決められた秒数にいかに近い時間で走行できるかを競う)を実施、その後、琵琶湖を巡り、京都市内のウエスティン都ホテルへゴール。スタートの東寺やゴール地点では、普段見慣れないクラシックカーたちに観光客は目を奪われたようである。

翌14日はウエスティン都ホテルをスタート後、舞台を嵐山高雄パークウェイに移し、高雄大駐車場にて前日同様タイムトライアルを実施。この日は高雄サンデーミーティングという毎月開催されているクラシックカーミーティングとの共催のため、見学車を合わせ100台以上ものクラシックカーが現地に集まり、駐車場からクルマが溢れんばかりであった。

次回の『COPPA GIAPONE2010』は20回目を迎える『COPPA DI KOUMI』が長野県佐久郡小海町を舞台に4月10日から11日にかけて開催される。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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