三菱自動車工業の益子修社長は17日の新型『RVR』発表会見で、2010年度の世界販売について「まだ計画は固まっていないが、何としても今年度よりは上乗せを図りたい」と強調した。
具体的には110万ないし115万台規模を目指したい考えだ。益子社長は、来年度の経営環境について「先進諸国の需要回復が遅れており、各国のインセンティブ終了の反動もあって依然厳しい状況が続く」との認識を示した。
しかし、最終損益での黒字転換が確実となっている今年度に続いて経営再建を確実にするには、生産・販売の成長確保が必須との考えを表明した。