フォードは『フォーカス』の最強グレード、「フォーカスRS」に「WRCエディション」を設定した。スイス国内のみで、50台が販売される。
この限定車は2009年、数々のラリーで勝利したフォードRSシリーズの原点、1970年式『エスコートRS1600』のデビュー40周年を記念して、発売計画が明らかにされていた1台。フォードは専用ウェブサイトで、複数のデザイン案を提示。ファンの人気投票によって、外観のデザインが決められた。
ボディカラーはフローズンホワイトで、専用デカールはブラック&グリーンの組み合わせ。このデカールは、大型リアスポイラーから連続するかのように見える演出が施された。足元はOZ製の19インチアルミホイールで引き締める。
室内はブラック基調のスポーティな空間。ダッシュボードには、フォードのWRC(世界ラリー選手権)エースドライバー、ミッコ・ヒルボネン選手とヤルモ・レーティネン選手のサイン入りプレートが添えられた。
エンジンに変更はなく、2.5リットル直列5気筒ターボを搭載。最大出力305ps、最大トルク40.8kgmを発生し、0-100km/h加速6秒以下、最高速260km/hの優れたパフォーマンスを発揮する。
フォーカスRSのWRCエディションは、スイス国内のみで50台を限定発売。価格は、5万5900フラン(約470万円)となる。現地では、マニア垂涎のモデルとなりそうだ。