GMは2日、1月の新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は14万6825台で、前年同月比は13.6%増。3か月ぶりに前年実績を上回った。
シボレー、キャデラック、GMC、ビュイックの主力4ブランドの中では、シボレーが好調。1月は10万5294台を販売し、前年同月比は36.4%増と大きく伸びた。以下、GMCが11.4%増の2万1303台、ビュイックが44.4%増の1万0061台、キャデラックが0.7%減の8440台だ。
シボレーブランドの乗用車系では、『マリブ』が前年同月比76.5%増の1万6439台と牽引。同車はトヨタ『カムリ』と競合するが、カムリがリコールの影響で17.7%減の1万5792台と落ち込む中、カムリを上回るセールスを記録した。
また、『コバルト』は前年同月比149.7%増の1万2962台を販売。『インパラ』は54.9%増の1万0939台、『アベオ』は28.1%増の2043台、新型『カマロ』は5371台といずれも好調に推移した。
シボレーブランドのライトトラック系(ピックアップトラック/SUV/ミニバン)では、主力の大型ピックアップトラック、『シルバラード』が前年同月比5.1%減となったものの、2万2772台をセールス。大型SUVの『タホ』は18.4%増の4556台、『サバーバン』は8.3%増の2315台。ミニバンの『エクスプレス』は1.6%増の2762台を売り上げた。
クロスオーバー系車種も人気。『エクイノックス』が前年同月比76.1%増の9513台、『HHR』が220.7%増の5452台、『トラバース』が9.8%増の5724台を販売している。
GMCブランドも、クロスオーバーが人気。『アカディア』が前年同月比68.9%増の5460台、新型『テレーン』が4302台を登録。キャデラックブランドでは『SRX』が264.2%増の3234台、ビュイックブランドでは『エンクレイブ』が50.3%増の4075台と、クロスオーバーの支持率が高い。またビュイックは、セダンの『ラクロス』が新型投入の効果で、185.2%増の4246台と伸びた。
GMは「シボレー、キャデラック、GMC、ビュイックの主力4ブランドに限れば、前年同月比は30%増」と好調ぶりをアピールしている。