シムドライブEV、先行開発車事業…いすゞと三菱が手を組んだ理由

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1月22日に行われたSIM-Driveの先行開発者事業第1号発表会で、清水浩社長は、事業に参加する34機関に国内自動車メーカーのいすゞ自動車と三菱自動車工業が含まれていることを強調した。

いすゞは以前から、清水社長が教授を務める慶應義塾大学や神奈川県との合同プロジェクトとして電動バスの開発を進めており、2010年秋に完成を予定している。こうした背景を考えれば、参加は自然な流れといえる。

発表会でスピーチした同社の井田義則代表取締役会長は、「SIM-Driveのコンポーネントビルトイン式フレームは、乗用車よりもむしろトラックやバスとの適性にすぐれていると考えている」と語り、事業の発展性に期待を寄せた。

『i-MiEV』を自社開発した三菱の参加は意外に思う人がいるかもしれない。しかし発表会に出席した同社の前田眞人取締役副社長は、「清水社長と当社とは、数年前から技術交流を行っていた。開発拠点のある岡崎のテストコースで『Eliica』を走らせたこともあった」と語り、以前からの関係が事業参加に発展したとコメントした。

SIM-Driveによると、今回の第1号事業に関わる企業や団体は、当初は20程度を考えていたという。しかし募集を開始すると34機関が殺到。抽選をするわけにもいかず、34機関でスタートすることになった。

募集締め切り後に申し込みをしてきた企業・機関については、第2号の先行開発者事業に参加してもらうことにしたという。予定では1年に1台の割合で開発をスタートすることを考えていたが、反響の大きさを踏まえ、2010年3月をめどに第2号事業の参加募集をアナウンスする予定だという。

いずれにしても、開発事業に既存の自動車メーカー2社が加わったことは、SIM-Driveの信頼性、将来性に大きなプラスとなったはずだ。
《森口将之》

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