ダイムラーは17日、ドイツ政府から最大900万ユーロ(約12億円)の支援を受けて、2010年から商用EVの実証実験を開始すると発表した。
スマート EV 量産1号車、納車
ダイムラーは17日、スマート『フォーツー』のEV仕様、「フォーツーed」(エレクトロニック・ドライブ)の量産第1号車を、ドイツ・ベルリンの顧客に引き渡した。
ダイムラーは2008年9月、スマートブランドの誕生10周年記念式典を実施し、現行フォーツーのEV仕様を公開。リアに置かれるモーターは、最大出力41ps、最大トルク12.2kgmを発生。リアアクスルにレイアウトする2次電池は、提携関係にある米国テスラモータースから供給を受けるリチウムイオンバッテリーで、蓄電容量は16.5kWhだ。
フォーツーed は、0-60km/h加速6.5秒と、ガソリン仕様のフォーツーと同等の加速性能を実現。最高速はリミッターにより、100km/hに制限されるが、シティコミューターとして必要充分な性能を備えている。
充電は家庭用の220Vコンセントから行い、5割程度の充電なら約3時間、ひと晩あればフル充電が完了。フル充電時の最大航続距離は約135kmを確保した。ダイムラーの試算によると、電気代が安い夜間に充電すれば、100km走行当たりの電気代は2ユーロ(約260円)で済むという。
フォーツーed の生産は、フランス・アムバッハ工場が担当。すでに先行量産車1000台の生産を開始しており、年末からドイツ・ベルリンで行われるEVの大規模実証実験、「eモビリティ」で活用される。
今回、ダイムラーは実験に参加する顧客に、最初のフォーツーedをデリバリー。アーチストで映画製作を手がけるRolf Bauer氏と、歯科技工関連の会社を経営するLutz Tamaschke氏だ。両氏は1年間、フォーツーedを日常の足として利用する。
実証実験の結果を踏まえて、ダイムラーは2012年、フォーツーedの本格量産体制に移行。欧州や米国の主要都市で販売する計画だ。
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