MINIの電気自動車、英で40台リース販売

エコカー EV
MINI E 40台がロンドンの顧客に引き渡された
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BMWグループのMINIは13日、MINIの電気自動車『MINI E』40台を、英国ロンドンの顧客に引き渡した。1年間の予定で、EV普及に向けた大規模な実証実験に参加する。

MINI Eは、2008年11月のロサンゼルスモーターショーで初公開。MINIのハッチバックをベースに開発した電気自動車だ。

同車はエンジンの代わりに、最大出力204ps、最大トルク22.4kgmのモーターを搭載。2次電池は蓄電容量35kWhのリチウムイオンバッテリーで、0-100km/h加速8.5秒、最高速度153km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを実現。最大航続距離は約240kmを確保している。

すでに米国、ドイツでMINI Eはリース販売されているが、MINIの地元、英国でも同車のリース販売を1年間実施。オックスフォード工場では、40台のMINI Eが揃えられ、抽選で選ばれた40名の顧客と対面した。

MINI Eのリース料金は、月額550ポンド(約8万円)だが、英国政府の補助が受けられるため、実質リース料金は月額330ポンド(約4万8000円)まで下がる。チャージにかかる費用は、時間帯によって異なるが1.5 - 4ポンド(約220‐580円)。夜間のオフピーク料金時に充電すれば、1マイル(約1.6km)走行するのに、1ペニー(約1.5円)のコストしかかからないという。

また、外出先での充電は、英国電力大手のスコッチ&サザンエナジー社がバックアップ。ロンドン市内を中心に、充電ステーションを設けて対応する。

BMWグループUKのマネージングディレクター、ティム・アボット氏は「MINIとBMWグループにとって、今日は歴史に残る1日」とコメントしている。

《森脇稔》

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