エコプロダクツ2009のオリックス自動車の展示ブースで注目を集めていたのは、鮮やかなグリーンのロゴが入った三菱『i-MiEV』。同社が運営するカーシェアリングサービス「プチレンタ」で実際に運用している車両だということだ。既に何人もがi-MiEVを利用しており、人気は上々だという。
プチレンタは、30分から15分単位でクルマを借りる事ができるレンタルサービス。全国各地に貸し出しステーションを展開しており、東京だけでも現在150か所以上、さらに随時ステーション数を拡大している。
通常のレンタカーとは異なり、料金は15分190円から、または1km14円から、といったように距離や時間で計算されるため、乗った分だけ支払うだけで良いという点が同サービスのメリットだ(登録料、ICカード発行料は別)。
同社はカーシェアリングを「財布にも環境にもやさしい、賢いクルマの使いかた」として、クルマの共有化による個人所有車の削減、社会全体の省エネ化・低炭素社会の実現を目指す。
電気自動車の導入についてはこれからも積極的に行う予定で、現在は東京駅近くの「丸ノ内鍛冶橋ステーション」にi-MiEVを1台配備、2010年1月にはEV第2弾としてスバルの『プラグインステラ』を導入する予定とのことだ。
広報担当の矢崎陽子主任は「実はi-MiEVはレンタル料金が普通車の約2倍(15分380円)なんですが、それでも借りたいという人は多いんです。380円で最新の電気自動車に乗る事ができる、というのもプチレンタの魅力のひとつになっていますね」と語る。