[写真蔵]マイバッハの頂点、ツェッペリン

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マイバッハ ツェッペリン
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ダイムラーは9日、3月のジュネーブモーターショーでデビューしたマイバッハブランドの限定車、『ツェッペリン』の販売開始に合わせて、新しいオフィシャルフォトを公開した。

マイバッハ社は1909年にドイツで設立されたエンジンメーカー。同社を代表する高級車が1920-30年代に生産された『ツェッペリンDS8』だ。マイバッハ社は1966年にダイムラーの傘下に入り、その社名は消滅するが、2002年に「メルセデスベンツ」の上に位置する高級車ブランドとして復活を遂げる。

約80年ぶりに甦ったツェッペリンは、マイバッハの頂点に位置する究極のラグジュリーサルーンとして開発。標準ボディの『57S』とロングボディの『62S』グレードをベースに、最上の高級感が追求された。

室内は、まさに至れり尽くせりの空間。フルオーダー仕上げとなるが、ツェッペリン専用にカリフォルニアベージュレザーを用意。表面をダイヤモンドキルトパターンで仕上げて、エクスクルーシブな雰囲気を強調している。

また、62グレードベースはオプションでパーティションスクリーンが装備可能。運転席とキャビンを仕切ることで、プライバシーが守られる。さらに注目したいのは、世界初の香水を車内にスプレーできる機能。運転席またはリアシートのスイッチで噴射でき、香水にはトップメーカー、スイスのジボダン社の製品が使われる。

外観はツートンのボディカラーを採用し、ショルダーラインに明るい色が配された。専用色として「ロッキーマウンテンライトブラウン」を設定。もちろん、他のマイバッハと同様に、ボディカラーの選択肢は豊富に用意される。

エンジンは6.0リットルV12ツインターボをチューニング。最大出力は28psプラスの640ps、最大トルクは102kgmという圧倒的な性能を備えている。

マイバッハ・ツェッペリンは、世界限定100台のみを販売。ドイツでの価格は57が40万6000ユーロ(約5390万円)から、62が47万3000ユーロ(約6280万円)から。ダイムラーが公開した新写真からは、極上のラグジュアリーワールドが見て取れる。

《森脇稔》

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