ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、6年ぶりにフルモデルチェンジした新型『XJ』を、2010年3月に日本国内で発売する。
ジャガーカーズデザインディレクターのイアン・カラム氏は、「XJを新しく生まれ変わらせる際は、そのほかのモデルとの関係性を考慮しなければいけません」と話す。
「XJのデザインを始めたのは『XF』を役員へ上申する6か月前からした。当然、KFを横目に見ながら関係を意識しながらXJをデザインしました」
新しいXJの最も魅力的なデザインはどこだろうか。「サイドビューは個人的にはとてもよくできていると思います。特にサイドウインドウの造形は」と話す。
「この形は、全長を長く見せる効果を持ち、全体のプロフィールを決定します。この形こそが鍵なのです。私たちは“スリーク”(流線形)という言葉を、ジャガーのデザイン言語に取り戻しました」