英国のアクソンオートモーティブは、2011年に市販予定のプラグインハイブリッド車を初公開した。高効率ハイブリッドシステムを2シーターの小型軽量ボディに組み合わせ、35.4km/リットルという高い環境性能をマークする。アクソンオートモーティブは、100%英国資本の新興メーカー。その市販第1号車が、写真のプラグインハイブリッド車だ。車名は、現時点では未定である。外観は、旧型ホンダ『インサイト』を小型化したようなフォルムが特徴。ボディは軽量なカーボンファイバー製で、エアロダイナミクスの徹底追求により、高い燃費効率を実現する。モーターや2次電池など、ハイブリッドシステムの詳細は公表されていないが、モーター単独で走行できるEVモードを備え、小排気量のエンジンは、ガソリンとバイオエタノールの両燃料に対応。英国政府による計測では、複合モード燃費35.4km/リットル、CO2排出量50g/kmを記録した。これは英国での自動車税が、100%免除されることを意味する。2シーターの室内は、リサイクル素材を積極採用。ドアパネルはリサイクルされたカーボンファイバー製で、シートのファブリックはジーンズやワイシャツから再生した素材が使われた。このプラグインハイブリッド車は、2011年から英国内で生産が始まり、2012年にはフル生産体制へ移行。英国だけでなく、スペイン、フランス、アイルランド、デンマーク、オランダなど、欧州各国でも販売する。価格次第では、ヒットする可能性がありそうだ。
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