日産自動車は第41回東京モーターショーに市販化を前提とした電気自動車『リーフ』を出品する。このモデルはITを使うことで、様々な操作が可能となっている。
「まずお客様が電気自動車に対して一番心配であろう、航続距離やどこで充電できるかということを積極的にナビを通じて情報提供するようにしています」と話すのはゼロエミッション事業本部、商品戦略・企画グループチーフ・プロダクト・スペシャリストの阿部徹さん。
「さらにインターネットや携帯電話との連携により、例えば携帯電話からエアコンを作動させるとか、既充電開始、あるいは充電が完了したらクルマの方から充電完了と携帯の方にメールが来るとかなどです。電気自動車は、エンジンをかけなくてもエアコンは動かせるのでこういうことが可能なのです」
さらに、充電やエアコンに関してはタイマー機能を持っているという。「例えば料金の安い夜間電力に合わせて充電を始めるとか、毎朝8時に出発するのであればその15分前になれば自動的にエアコンが作動し、乗り込むときには快適な温度になっているこということもできるのです」。
また、エコドライブサポート機能もある。それは、環境にやさしいエネルギー消費量の少ない運転の仕方を積極的にサポートするエコインジケーターを搭載。運転状況に応じて、ナビ上でだんだん森が育っていくというものである。