大型トラック、路上駐車の小型トラック3台を弾き飛ばす

自動車 社会 社会

5日朝、北海道広尾町内の国道336号で、路肩に停車していた小型トラック3台に対し、後ろから進行してきた大型トラックが追突した。このうち1台が転落。道路脇で作業していた人も巻き込まれ、2人が死亡、3人が重軽傷を負っている。

北海道警・広尾署によると、事故が起きたのは5日の午前7時10分ごろ。広尾町音調津付近の国道336号で、道路左側の路肩に停車していた小型トラック3台の列に対し、後ろから進行してきた大型トラックが追突。3台は押し出され、このうち1台が高さ60cmの壁を乗り越えて海に転落。約3m下の消波ブロックに当たって大破した。

この事故で、トラックの荷台で作業を行っていた44歳の男性が振り落とされ、全身を強打して死亡。道路脇で漁の準備を行っていた3人の男性がトラックの直撃を受け、29歳の男性が死亡。2人が骨折などの重傷を負った。トラックの助手席に乗車していた12歳の男子中学生も打撲など軽傷を負っている。警察は大型トラックを運転していた68歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕している。

現場は片側1車線の直線区間。死傷した5人は当日の午前8時から始まるコンブ漁の準備をしていたという。逮捕された男は調べに対し、「他のクルマに気を取られた」などと供述しているようだ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース