レクサスUSAは15日、新型『IS-C』の米国発売に合わせて、IS-C用の純正高性能パーツシリーズ「Fスポーツ」をリリースした。足回りからエンジンまで、トータルでパフォーマンスを向上させるパーツ群だ。
FスポーツはレクサスとTRD(トヨタ・レーシング・デベロップメント)が共同開発。2007年10月のSEMAショーで「IS250」と「IS350」用パーツが初公開され、2009年2月にはISの4WD車と『GS』にも拡大設定された。
新型IS-C用のFスポーツは、基本的に従来のIS用パーツと共通。足回りはフロント6ピストン、リア4ピストンでドリルドローターの強化ブレーキ、ビルシュタインと共同開発した強化サスペンションを用意。スタビライザーや18/19インチアルミホイールもそろう。
エンジン関連では、パフォーマンスエグゾーストシステム、カーボンファイバーエンジンカバー、パフォーマンスエアインテークをラインナップ。北米向けのIS-Cでは、日本仕様にはない6速MTが選べるが、そのMT用のクイックシフト、パフォーマンスクラッチセット、シフトノブも取りそろえた。
Fスポーツのパーツには、すべて1年間の保証を適用。ちなみに米国でのIS-Cの価格は「IS250C」が3万8490-3万9660ドル(約372-383万円)、日本にはない「IS350C」が4万3940ドル(約425万円)。日本ではIS250Cが495-535万円で販売されていることを考えると、激戦区の米国では、かなり戦略的な価格設定となっている。