富士通ME、HD映像の伝送が可能な「1394 Automotive」規格準拠LSIを新発売

2009年4月25日(土) 18時35分
新製品「MB88395」の利用イメージの画像
MB88395の画像
車載半導体事業について説明する 富士通マイクロエレクトロニクス 基盤商品事業本部 自動車事業部 事業部長 独古康昭氏の画像

富士通マイクロエレクトロニクスは22日、情報系車載ネットワークの国際規格「1394 Automotive(IDB-1394)」に準拠したコントローラーLSI「MB88395」のサンプル出荷を開始した。

「1394 Automotive」は、リアシート(後部座席用)エンターテインメントを低価格(最大30%減)で実現するだけでなく、近年増加しつつあるワイヤーハーネスの本数を低減(最大70%減)し車両軽量化による低燃費化にも貢献する技術として注目されている。富士通MEは、2005年より他社に先行して「1394 Automotive」コントローラーLSIを製品化。今回、あらたにHD映像およびカーナビゲーション映像伝送向けの「1394 Automotive」コントローラーLSIの新製品「MB88395」を、富士通VLSIと共同で開発した。

「MB88395」は、従来比約2倍となる800Mbpsの広帯域伝送を可能にし、あらたにHD映像モードに対応する映像圧縮技術「SmartCODEC(スマートコーデック)」を搭載。「SmartCODEC」は富士通研究所が開発し国際規格BT.601 Transport Over IEEE-1394で採用されている映像コーデックとなる。これにより、Blu-ray Disc、デジタルTVなどのHD映像の他、カーナビゲーションの高精細映像を、遅延を感じさせず伝送できるため、多様な車載マルチメディア情報の提供が可能となる見込みだ。サンプル価格は税込1,700円。2012年度までに月間50万個の販売を目指す。

《冨岡晶》
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