【ジュネーブモーターショー09】シボレー スパーク、正式デビュー

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GMは10日、ジュネーブモーターショーで世界戦略コンパクト、シボレー『スパーク』をワールドプレミアすることを明らかにした。今回、インテリアの写真が初公開されている。

スパークは2007年4月のニューヨークモーターショーで披露された『ビートコンセプト』の市販版だ。GMは同時に3台のコンセプトカーを出品。インターネットで一般投票を行った結果、ビートコンセプトは190万票と圧倒的な支持を獲得。それを受けて、GMは市販化を決定した。

ビートコンセプトは3ドアだったが、スパークは5ドア。しかし、リアのドアノブをCピラー近くのブラックアウト部分にレイアウトすることで、3ドア風に見せている。全長は3640mm、ホイールベースは2375mm。コンパクトカーとしては長めのホイールベースが、室内空間に大きなゆとりを与えている。

GMは1月のデトロイトモーターショーでスパークを展示しているが、インテリアは非公開だった。今回、公表された内装の写真からは、ユニークなアプローチが見て取れる。

斬新なのは、ステアリングコラム上に配置されたメーターだ。速度や各種情報をアナログとデジタルで表示。GMは「2輪をイメージした」と説明している。左右のハンドル位置の違いによって、インパネを作り分ける必要がない点も、ステアリングコラム上にメーターを配置した大きな理由と推測できる。

最近のシボレー車に共通する「デュアルコクピット」も導入。これはボディカラーと同じ色をドアパネルやダッシュボード、シート生地に使用する手法だ。安全装備は充実しており、運転席&助手席エアバッグ、サイドエアバッグ、カーテンエアバッグ、ABS、ESP(エレクトリック・スタビリティ・コントロール)などが用意される。

エンジンはガソリン直4のみで1.0リットルと1.2リットル。いずれも低燃費&低エミッションが売りとなる。ディーゼルは遅れて設定される可能性が高い。

シボレースパークは3月3日に開幕するジュネーブモーターショーで正式デビューを飾った後、欧州では2010年前半に発売される。その後、世界各地のマーケットに投入される予定だ。GMの世界戦略コンパクトが、同社の命運を大きく左右することになる。

《森脇稔》

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