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ポルシェ 911 に最強のレース仕様

2009年1月23日(金) 11時30分
ポルシェ 911GT3 RSRの画像
ポルシェ 911GT3 RSRの画像
ポルシェ 911GT3 RSRの画像
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ポルシェは22日、『911GT3 RSR』の2009年モデルを発表した。『911GT3』をベースに開発したサーキット専用車で、FIA(国際自動車連盟)の「GT2」クラスのホモロゲーションに適合させている。

ポルシェは昨年、2008年モデルの911GTS RSRでさまざまなレースに出場。アメリカンルマンシリーズとニュルブルクリンク24時間耐久では、見事にクラス優勝を成し遂げた。2009年モデルでは、さらなる戦闘力アップが図られている。

水平対向6気筒エンジンは排気量を3.8リットルから4.0リットルへ拡大。ドライサンプ、独立スロットル、29.5mm径のエアリストリクター×2などを備え、最大出力450ps/7800rpm、最大トルク43.8kgm/7250rpmを発生する。最大許容回転数は9400rpm。ポルシェは「従来の3.8リットルよりもパワーバンドが有効に使えるようになった」と説明する。

トランスミッションは6速シーケンシャル。3プレートカーボンクラッチを組み合わせる。ブレーキはキャリパーがフロント6ピストン、リア4ピストン。ローター径は前380mm、後ろ355mm。パッドはレーシングタイプだ。

サスペンションはザックス製のガス封入ダンパーで、4段階に減衰力の調整が可能。キャンバーの角度も調整できる。アルミホイールはBBS製の18インチ軽量仕様が組み込まれた。

外観の大きな変更点はフロント部分。ボンネットフードに大型エアダクトが設けられた。これはラジエーターの冷却性能を引き上げるのが目的で、オプションのレース用エアコンを装着した時、とくに効果を発揮するという。

また、フロントにリップスポイラーやアンダー部分に整流パーツを追加することで、空力特性が改善。リアの大型ウイングは角度調整の幅が広がり、サーキットコースの特性に合わせたダウンフォース獲得を可能にした。オイル注入口がリアエンドへ移動し、メンテナンス性を高めているのも見逃せない。

フロントバンパーに追加された点滅式の小型ランプも特徴。これは夜間レースでのピットイン時に、ピットクルーに自車を認識させるためのアイテムだ。

室内は内装材が取り払われ、ロールケージ、フルバケットシート、HANS製6点シートベルト、消化システムを採用。さらに、MoTeC製のデータロガーが装備される。シフトアップインジケーターなど多彩な機能を持つインフォメーションディスプレイは新デザインに変更。車両重量はFIAの規定により、1245kg以上と定められている。

911GT3 RSRの価格は38万ユーロ(約4400万円)。ドイツ・バイザッハのモータースポーツ車両専用工場で、約20台が手作業で組み立てられる。戦闘力を引き上げた2009年モデルは、どんな活躍を見せてくれるだろうか。

《森脇稔》
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