横浜港で計画中の大型物流センター施設「ニューシティ横浜ロジスティックスパーク」がいよいよ建設されることになり、23日にその起工式が行われる。
同プロジェクトを手掛けるのは、環太平洋地域で不動産投資ビジネスやファンドマネジメントビジネスを展開するニューシティコーポレーション（本社・東京都港区六本木）。同社は横浜の他にも、中国・上海の物流施設「外高橋物流センター」に投資を進めている。
今回のプロジェクトは、神奈川県横浜市鶴見区、大黒埠頭近くにある開発面積約22万8500平方メートルの敷地に、国内最大規模の総延床面積約57万1000平方メートルの物流施設4棟（地上7階建て）を配置しようというものだ。東京電力横浜火力発電所に近接する地の利を活かして特別高圧2回線を受電し、停電による影響を最小限化した高機能物流センターである。
同パーク内には給油施設や展望レストラン、売店、ドライバーズラウンジ、簡易宿泊施設などのアメニティー施設も計画されている。また、敷地の緑化にも力を入れており、横浜市条例で定めた緑化基準15％を大きく上回る25％の緑地面積を確保するそうだ。
今回建設が始まるA棟は09年4月の完成予定で、その後他の3棟を順次建設していくことになっている。
