伊トリノのピニンファリーナはこのほど、同社がデザインしたチョコレート『ヌォーヴォ』(N’Uovo)を発表した。
プロダクトデザイン部門「ピニンファリーナ・エクストラ」と、同じトリノの高級チョコレート専門店グイド・ゴビーノとのコラボレーションによるもの。2008年に同地でデザインイベント「ワールド・デザイン・キャピタル」が開催されるのを記念して企画した。
形状は、イタリアにおける復活祭の伝統的チョコを模した卵型。名称の「N’Uovo」 は、伊語の新しい(Nuovo) と 卵(Uovo)をかけ合わせた造語だ。
空洞状の内部には、同じくピニンファリーナ・デザインによる、アルミ製鉛筆立てが入っている。これも復活祭用チョコの中に、玩具が入っているのにちなんだものである。
ピニンファリーナ・エクストラのパオロ・ピニンファリーナ会長は、「デザイナーの最も基本的な道具である鉛筆を、ダイナミックな形状のスタンドで包んでみた。デザイン都市として存続すべきトリノを表現したもの」と説明している。
トリノは自動車産業と同時に、高級チョコレートの産地としても知られている。今回の“カロッツェリア・チョコ”は、トリノの二つの顔を結びつけたプロジェクトといえる。
ヌォーヴォは2008年初めからイタリアおよび国外で、限定2008個が販売される予定。