【D1 最終戦】川畑真人が王座初戴冠

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D1グランプリの07年シーズン最終戦となる第7戦が、20・21日に、富士スピードウェイで開催された。3号車の末永正雄(トラスト雨宮with TOYO D1-7)が優勝。年間ランキングでは3位となった。

そして07年王座は、前戦で王手をかけた川畑真人(TEAM TOYO with GP SPORTS S15)が獲得。02年第4戦より参戦以来、シリーズチャンピオン初戴冠となった。しかし川畑は今回、追走トーナメントの1回戦(ベスト16)で9号車の吉岡稔記(ヤマサエスペリアwithアドバン AE86)破れるという波乱の展開。今回はわずか2点しか獲得できない状態となり、ライバルの動向を見守る形となった。

そのライバルとは、2号車の熊久保信重(YUKE’Sクスコ チームオレンジ ランサー with ORC)。前戦終了時点で16点の大差をつけられて劣勢に立たされていたが、逆転王座獲得の大きなチャンスが訪れる。決勝追走トーナメントの2回戦では、川畑を破った吉岡を下し、準決勝へとコマを進めた。

しかし、その熊久保の逆転王座を阻んだのが、19号車の古口美範(ファルケン180SX)だった。ダークホースが準決勝で実力者・熊久保を下したのである。決勝戦は、その古口と、反対ブロックで上野高広、猪瀬徹、今村陽一を下して勝ち上がってきた末永が対戦。古口は300Rの先ではみ出してしまい、それにより末永の優勝となった。

最終的な上位2名のポイントは、川畑が100点、熊久保が99点。今回、熊久保は3位となり、3位16点+単走1回戦100点獲得1点で17点を獲得したが、わずか1点に泣いた。仮に決勝戦に進出していたら、2位だとしても19点を獲得して101点。逆転しての王座獲得となっていた。

D1グランプリは今回で07年シーズンは終了。今シーズンは、D1ストリートリーガルの最終戦となる第5戦を残すのみとなり、11月10日・11日に熊本県DECセキアヒルズにて開催される。なおD1グランプリの08年開幕戦は、3月29日・30日に福島県エビスサーキットだ。

《デイビー日高》

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