ミネアポリスで橋崩落、これまでに死者6人

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1日、ミネソタ州ミネアポリスでインターステートハイウェイ35号上のミシシッピ川に架かる橋が崩落した事故で、これまで6人の死亡が伝えられている。

この橋はミネアポリス市とセントポール市をつなぐ交通の要所で、崩落の起こった時刻が午後6時とラッシュアワーだったことから大惨事につながった。

ミネアポリス市警によると、「事故が起こった時2車線のハイウェイ上はラッシュアワーの車が数珠つなぎ状態だった。崩落部分に乗っていた車のほとんどが川に沈んだ」と語っている。

事故にあった人の多くは、突然の轟音と共に車が落ち、最初は地震が起こったのだと考えた、と証言。現時点ではテロの可能性は薄く、問題の橋が修繕工事中だったことから構造的な問題と考えられている。

ライバック・ミネアポリス市長はただちに会見を行い、現在の死亡者を6名と発表したが、現地の救急病院によると事故発生後28人が搬入され、うち6人は重篤な状態とのことで、今後死者が何人に増えるのか予想がつかないという。

崩落した橋は1967年に建造されたアーチ型の橋で、少なくとも60台の車が橋から転落したと見られている。1台のトレーラートラックが事故のため出火、被害車両の中にはスクールバスも含まれていた。

現場にいた人の話では、事故に巻き込まれた人の数は数百人に上ると言い、今後死者、負傷者の数がどれくらいに上るのか懸念されている。また、交通の要所とは言え修繕中の橋の安全性は確認されていたのか、など州政府の道路行政の責任を問う声も今後上がってきそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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