気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2006年5月26日付
●損保ジャパン処分、ノルマ最優先転換促す、意識改革進まず(読売・11面)
●ボーナス87万7000円、経団連今期妥結平均集計、過去2番目の高水準(毎日・3面)
●脱税事件、「無限」社長は無罪、さいたま地裁判決、元監査役と共謀認めず(毎日・26面)
●ホンダ、新バイオ繊維開発、トウモロコシ原料シートに利用(産経・8面)
●マレーシア国民車メーカー、三菱自が技術供与(産経・8面)
●ハイブリッド、「10年内年間100万台」トヨタ、ビッグ3と一線(産経・8面)
●トレンド・高級ミニカー、大人魅了する精巧さ(東京・8面)
●「危険運転」施行、飲酒隠そうと ひき逃げ10年で3倍増 警察庁、厳罰化検討(東京・28面)
●日新製鋼、インド進出(日経・1面)
●トヨタ系部品15社、対中投資22%増、今年度590億円生産品目を拡大(日経・13面)
ひとくちコメント
ホンダ創業者、本田宗一郎氏の長男でエンジンメーカー「無限」社長の本田博俊被告に対し、さいたま地裁が無罪(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。本田被告は「無限」の脱税事件で、法人税法違反の罪に問われていたもので、法人としての「無限」には罰金2億4000万円(求刑罰金3億円)を言い渡した。きょうの各紙が社会面で報じている。
論告によると、本田被告は元監査役の広川則男被告と共謀し、関連会社との間に取引があったように見せ掛け、2000年10月期までの3年間に無限の所得計約28億円を隠し、法人税約10億円を脱税した疑い。
本田被告は「脱税の意図はなく広川被告に資産を横領された」と無罪を主張していた。逮捕後はレースの世界から身を引いていたが、晴れて再びレースの世界に復帰することになりそうだ。