日産自動車、海外生産のみ微増…1月実績

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日産自動車、海外生産のみ微増…1月実績
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日産自動車は24日、1月度の生産・販売・輸出実績をまとめた。海外生産のみ微増で、ほかはすべてマイナスとなった。

1月のグローバル生産は25万9889台で対前年同月比−12.5%。1月の国内生産は9万8458台で同−27.8%。『キューブ』、『エクストレイル』や、輸出向けピックアップトラックの台数減が要因となった。

1月の海外生産は16万1431台で同+0.4%。米国では、『パスファインダー』が台数を増やしたものの、ピックアップトラック『タイタン』などの減により前年実績を下回った。英国では『アルメーラ』の台数減によりやはり前年実績を下回った。

いっぽうスペインでは1万4869台、同+47.1%と前年実績を大きく上回った。昨年現地生産を開始した『パスファインダー』や、『ナバラ』が台数増に貢献した。その他の海外拠点でも前年実績を上回り、特に中国では『ティーダ』セダン、ハッチバックの現地生産開始が台数増に貢献した。

販売では国内登録が5万2227台で同−14.5%。昨2004年度後半に発売した『ラフェスタ』、ティーダ、「ティーダラティオ」などの需要が一巡した。軽自動車を含む国内販売は6万0,872台、同−11.1%となった。

海外販売は、米国販売が7万5891台、同−0.9%と微減。欧州での販売は3万1512台、同−16.1%。パスファインダー、ナバラなど新型車が台数を増やしたものの、『アルメーラ』、『プリメーラ』などの減が全体に影響した。

輸出は5万1062台、同−2.0%。北米向けは『ムラーノ』およびインフィニティ『M45』(日本名:日産『フーガ』)の好調により前年実績を大きく上回ったが、欧州向けが前年実績を下回った。ナバラの生産開始により、『ピックアップ』の輸出が減少した。

《高木啓》

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