開発人が語る…スバル レガシィの本質

2005年9月23日(金) 09時28分
レガシィ開発のイニシアチブを執った、スバル商品企画本部 増田年男PGMの画像
2リッターターボエンジンがもたらす軽量かつスポーティな走りの味わいと燃費性能を重視して、主力モデルの走りを構築してきたと語るの画像
シリーズの基幹ユニットとなる、2リッターDOHCターボエンジンの画像
開発人が語る…スバル レガシィの本質の画像
いたずらに幅を広げることなく1400kg台のボディをキープした高剛性・軽量ボディが、走り味に大きく貢献しているの画像

★エンジニアの高い志がクルマ作りに生かされている

スバル『レガシィ』の現行モデルがデビュー直前の2003年に開発の総責任者として着任したのが増田年男PGM(プロジェクトゼネラルマネージャー)だ。増田PGMは、スバルに入社以来、長らくボディ設計を担当しており、そういう意味では1989年に誕生した初代からずっとレガシィとともに歩んだエンジニアといってもよいだろう。

ボディ設計としてはレガシィだけではなく、『インプレッサ』、『フォレスター』のボディ設計や衝突安全ボディ開発も行なっているが、2代目レガシィ開発途中よりプロジェクトメンバーとして開発をまとめてきたエンジニアである。もちろん入社間もない時期には、レガシィよりさらに前のモデル、『レオーネ』などにもかかわっていた。そして従来のレオーネとは別の、まったく新しいクルマとして、初代レガシィは企画され、開発が行なわれたのだ。

増田「レオーネの時代に、レガシィの先駆けとなる他社にはないツーリングワゴンという車種を発売していましたが、今後は世界中に通用するグローバルな性能を追求するためには、殻を破ってすべてを刷新することが必要と判断され、レガシィはそういう気運の高まりのなかですべてゼロから開発したクルマだと認識しております」

実際、初代レガシィは、当時としても、現在でも類を見ないほど画期的な、開発のメンバー各々がエンジニアとしての志を高く掲げて開発を行ない、結果としてはそれが新しいブランドを生み出し、今日のレガシィとして確立された大きな契機だった。

当時の開発の目標は、同クラスのクルマの中であらゆる面でトップになること、ということであり、世界に通用するクルマを目指していた。またセダンとツーリングワゴンという2種類のボディを同時的に開発したということも特筆されるべきだ。

増田「水平対向4気筒で3ベアリングから5ベアリングにしてパワーと滑らかさ、そして、信頼性を求め、サスペンションのストロークは今までにないほど長く、ボディ剛性は世界に通用するレベルまでがっちり……合理性を追求し、エンジニアの魂を商品を介してお客様に伝える。われわれはそういう思いでレガシィを作り上げたのです」

世界に通用するクルマ作り。エンジニアとしての危機感をバネにし、ゼロから挑戦するという高い志の旗はレガシィのバックボーンであり、現在のレガシィの持つブランドの基礎になっているのである。


★エンジニアの高い志がクルマ作りに生かされている
★世界中で独自のメカニズムといえるシンメトリカルAWD
★エンジニアの挑戦がレガシィを固有のものにしていく
★運転の楽しさ、所有する喜びを実感できるクルマづくり

《松本晴比古》
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