ホンダの福井威夫社長は22日の新型『シビック』発表の席上、日本市場向けを4ドアセダン1本に絞った背景について「シビックの伝統であった小さいボディに高い機能をパッケージングする技術は、『フィット』、『モビリオ』、『エアウェイブ』などに引き継がれた。新型シビックでミドルクラスセダン市場に新風を吹き込みたい」と説明した。
新型車はボディサイズの拡大で3ナンバー車となっており、走行性能や装備面でもミドルクラスへの格上げを図った形。
一方、国内の4ドアセダン市場(登録車)は70万台規模となっているものの、福井社長は「それでも全体の20%近くある」と述べた。そのうえで、ホンダとしては決して強くないセグメントだけに「セダン市場に集中してしっかりやりたい」と、強調した。