【アウディ A6アバント 詳報】その2 新提案のラゲッジルーム装備

2005年8月5日(金) 10時09分
アウディ『A6』アバントの画像
カーペットが敷き詰められ、荷物を置くにはもったいない思わせる上質なラゲッジスペース(容量565リッター)の画像
リヤシートのシートバックを倒すだけで最大容量(1660リッター)を稼ぎ出すの画像
左右のフロアに設けられたレールでロッドとストラップが可動。それらを用いて荷物の様態にあったホールドができるの画像
V8モデルに標準装備されるエアサスペンションは、オートレベライザー機能を装備するとともに、走行状態に応じた最適設定を行なってくれるの画像

従来同様、上質なカーペットをシワひとつなく敷き詰め、タイヤハウスなど余計な張り出しを抑えたラゲッジルームは「荷物置き場」と呼ぶにはあまりにも贅沢な空間。前述のボディサイズ拡大にともなって、先代から+110リッターの容量アップも実現した。

しかし、もっとも注目すべきは荷室に新たに設けられたフロア一体型の“レールシステム”だろう。これは、レールシステムに“フィックスキット”(伸縮式ロッド&ストラップ)などを取り付け、荷物の大小や積み込む場所に応じてアタッチメントをスライドさせ、固定する画期的なアイディア。従来、ワゴン車で悩みの種だった、コーナリングで荷物が暴れるなどの心配を払拭している。

『A6』アバントの商品企画に携わった、マーケティング部 青木徹さんも「レールシステムは今回が初の試み。いずれ他メーカーのワゴンでも同様のシステムが採用されるかもしれませんね」と、革新的かつ洗練されたA6アバントのラゲッジコンパートメントに自信を窺わせる。

さらに、「エアサスペンションの採用も今回注目してほしいポイントです」と青木さん。
「乗り心地の向上、あるいは多人数・多積載時の地上高低下を補正するオートレベライザーとして機能させているのはもちろんですが、操縦安定性を向上させる目的でもエアサスペンションは必需でした」一般的に、金属バネに対し、圧縮空気の反発力を利用するエアサスペンションは乗り心地面で有利とされているが、さらに、走行状況に応じて車高やサスペンションの硬さを緻密に制御することで、つねに最適な挙動安定確保を目指したのだという。

なるほど。荒れた路面を通過した際もサスペンションが確実に衝撃を吸収しているようすで、身体に伝わる突き上げ感は皆無。しかし、決してフワフワとした乗り心地ではなく、いわゆる”ダンピングの効いた”ドイツ車らしい乗り味がもたらされている。(つづく)

《戸塚正人》
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