【ホンダ ステップワゴン 創った人】その4 ひとつの賭けでした…蓮子末大チーフエンジニア

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新型『ステップワゴン』の開発責任者を務めた蓮子末大(はっしすえひろ)さんに、インタビューの最後に不躾ながら「新型『セレナ』はどう思いますか?」とに尋ねたところ、「セレナのパッケージングも有効だとは思います。実際、あの大きさに魅力を感じる人もいるでしょう。でも、私たちは日常の扱いやすさを、もっと大切にしたかったんです」と本音を語ってくれた。

新型セレナは先代ステップワゴンをベンチマークに、ボディサイズを5ナンバー枠ギリギリまで拡大し、クラスで一番大きなミニバンになった。その反面、ステップワゴンは全高を抑え、全長も短縮し、扱いやすさを重視したパッケージングを選んだ。その逆行した取り組み方は、先代ユーザーの期待を裏切るものにはならなかったのだろうか。

「確かに先代までのユーザーからは、いろいろご指摘をいただいておりますが、新型の魅力は乗っていただければわかってもらえると思います。私たちも新型ステップワゴンのパッケージングには自信を持っております」と語った。

新型ステップワゴンは、このパッケージングを実現するために、新たに専用のプラットフォームを設計。内外装も先代をまったく感じさせない、斬新なデザインが採用されている。

蓮子さんは「ワタシ自身もプラットフォームから新設計するなんて、よくやらせてもらえたと思っています。元来、ワタシは新しいことにチャレンジするのが好きなので、そこをくんでくれたのかもしれません。パッケージングを一新することは、ひとつの賭けでしたが、うまくいくと信じています」と語る。

実際、新型ステップワゴンは発売後1カ月の受注が月間販売計画の2.5倍にあたる約2万台に達した。もちろんデビュー直後は新型の受注は多いものだが、8千台の月間販売計画のクルマが、1カ月で2万台受注するというのは、好調な傾向を表している。蓮子さんの賭けは、よい結果を迎えた格好だ。

《岡島裕二》

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