【マツダ・プレマシー×創ったひと】 その3 マツダらしさを走りで表現…福永賢一主査

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「50m走れば、ほかのミニバンとは違うということがわかってもらえると思います」と語るのは、新型『プレマシー』の開発担当主査を務める福永賢一さん。では、ほかのミニバンとの決定的な違いはどこにあるのだろうか。

福永さんは「ミニバンといえども、運転する楽しさは表現したいと思いました。操作系に関しては全車にアクティブマチック付きのパネルシフトを採用し、Dレンジで走行中も、あえて何速のギアが使われているかをシフトインジケーターに表示しています。加速性はもちろん、操作性や音質などをトータルでまとめ上げることで、運転して楽しいミニバンを作りました」と語る。

実際に新型プレマシーに乗ってみると、軽快なハンドリングに驚かされる。ミニバンにしてはフロントの動きが軽やかで、ステアリング操作に対する応答が素早い。それでいながら、サスペンションも意外なほど多くストロークしてくれるので、タイヤの接地感が高く、乗り心地もよい。多少ロールしてもボディが揺らぐようなことがないので、安心感も高い。

最上級グレードの23Sはトルクに余裕があり乗りやすいものの、16インチホイールとなるので、乗り心地は少し硬くなる。対して売れ筋グレードとなる、20Cは15インチタイヤを装着。完全にファミリードライブに徹するなら、20Cでもじゅうぶんだと思われる。だが、新型プレマシーの走りを存分に楽しみたいと思うなら、福永さんもおすすめする20Sがいい。

20Sにオプションの16インチのアルミホイールを装着するのが、最も乗り心地とフットワークのバランスが取れている。20Cでは少し物足りなかった、コーナーでの粘りも増し、それでいて23Sよりもフロントの動きは軽快だ。

「50m走れば」という福永さんの言葉にウソはなかった。それだけプレマシーの走りには完成度の高さが感じられた。

初代プレマシーでやり残したことを礎に、「新型プレマシーでは、やれることはすべてやりました」と語る福永さんの言葉には、達成感があふれていた。その達成感につながる自信の理由は、新型プレマシーの「6+One」パッケージに触れ、ステアリングを握った人なら理解できるに違いない。

《岡島裕二》

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