またもや…熊本市バスが逆走

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熊本市交通局は17日、同日朝に同局が運行する路線バスが、熊本市田崎1丁目付近の交差点を通過する際、対向車線を約19m逆走するという不祥事が起きていたことを明らかにした。

同局の運行する路線バスでは今年3月にも同様のトラブルが発生しており、運転手の交通ルール軽視とモラル低下が指摘されている。

熊本市交通局によると、逆走トラブルが起きたのは17日の午前8時5分ごろだという。熊本市田崎1丁目付近の市道を走行していた交通センター発アクアドーム行きの路線バスが三叉路になっている交差点を左折しようとしたが、この際に38歳の運転手は前方の進路が渋滞してることに気がついた。

運転手は対向車線の右折レーンにクルマが1台も止まっていないことを素早く確認すると、ここにバスを進行させてそのまま右折レーンを逆走。約19mを走り、自車線の右折レーンに合流。次の交差点で右折した。現場は二つの交差点の間にある約25mの区間で、中央部の1車線分のスペースを双方の右折レーン用として使っていた。

「バスが右折レーンを走っていた」と市民から指摘を受けたことによって事態が発覚。同局は運転手に対して聞き取り調査を行ったが、運転手は「左折できないバスを止めてしまうと新たな渋滞が起きるし、対向車線にクルマも存在していなかった。次の交差点までの短い区間だし、特に問題は生じないと思った」などと話していたという。

同局の路線バスは今年3月にも逆走トラブルを起こし、このときにも目撃した市民からの通報を受けて事態が発覚している。この際には「運転手への指導を徹底させ、交通ルールを遵守させたい」と同局はコメントしていたが、再発してしまった。

《石田真一》

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