黒い腕章を付けてマレーシアGP(21日)に臨んだルノーのフェルナンド・アロンソ。これは先日発生したマドリードでの列車爆破テロ事件の犠牲者に哀悼の意を表したもの。
多くの犠牲者を出し、国内最大級となった惨事はスペイン人であるアロンソの胸に大きな衝撃を与えたという。
事故当時モルジブ島にいたというアロンソは、「ニュースが届きにくい場所にいたんだ。月曜日に家に電話をかけたときに、事件について知らされた。大きな衝撃と悲しみを感じたよ。僕らと同じ普通の人、会社員や学校に向かう子供たちにこんなことが起きるなんて……」
勝利を胸にレースに望んだアロンソ。結果は7位に終わったが、ヘルメットに刻まれたスペイン国旗は母国の多くの人々に力を与えた。