ホンダは30日、6月6日にマイナーチェンジした新型『ステップワゴン』の受注台数が、発売から3週間で1万台に達した、と発表した。メーカーがマイナーチェンジ車の初期受注を発表するのはめずらしく、ミニバンの販売不振を何とか立て直そうとするホンダの思いが伝わってくるようだ。
ステップワゴンは今回のマイナーチェンジで、ファッショナブルさを強調した新タイプ車「スパーダ」を追加したほか、既存タイプには、新たに2.4リットルエンジン搭載車を追加した。月間販売台数は6000台に設定しているが、こうした大幅な商品力強化により、好調な滑り出しとなった。受注内容によると、1万台のうち、約6割をスパーダが占めており、目新しさが販売を牽引しているようだ。
人気のボディーカラーは「プレミアムホワイトパール」が32%、「サテンシルバー・メタリック」が28%などとなっている。またオプション装備は、2列目ベンチシートの装着率が55%あったほか、DVD8インチナビゲーション、ディスチャージヘッドライトは3割程度の装着率となっている。