ダイムラー・クライスラーの社長兼CEOのディーター・ツェッチェ氏がジュネーブで爆弾発言? なんと「ビッグ3という呼称を使うのは時代遅れ」と言い、「我々は狭い町の中で2人(もちろんフォードとGM)と競争するのではなく、世界のベストと競い合いたい」と明言した、という。
とは言え、アメリカ国内ではすでに月間でクライスラー部門が売り上げ4位となり、トヨタに抜かれてしまうこともあるのが現状。そもそもクライスラーとダイムラーが合併した時点で、純粋なアメリカ資本ではなくなった企業をビッグ3の呼称で呼ぶのはおかしい、という議論もあった。
なぜ今ツェッチェ氏がビッグ3脱退を宣言するのか、その意図は不明だが、「クオリティ」がキーワードになっていることは確かだ。つまりリコール件数の多いフォードやGMなどと一緒にされたくない、クライスラーはクオリティ重視の企業に変身するのだ、という意志表明とも取れる。
実際にJDパワーアンドアソシエイツの調査によると、このところクライスラーのクオリティが急激に上昇しているそうで、むしろツェッチェ氏にとって競合相手とされたいのは日本のメーカーなのかもしれない。
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