先代『ノア』のボディは基本的に商用車と共用であったが、今回は新設計の乗用車専用FFシャシーが採用された。乗用車専用設計としたことで、どのようなメリットが生まれるのだろうか?
第3開発センター第3デザイン部の宮野正国主担当員は「フロアを先代比で65mm下げ、なおかつフルフラットにすることができました。これで、乗降性の向上、多彩なシートアレンジ、ウォークスルーも可能になりました」と語る。
また生産についても、先代のダイハツからトヨタ車体へとスイッチされた。ワンボックス系の生産をトヨタ車体に集約して効率化を図る、との理由である。
予想以上に売れたからダイハツから取り上げたのでは? との質問には、「決してそういう意味ではありません」と真面目顔だった。