三菱自動車は10月中旬に発売した新型軽自動車の『eKワゴン』のラインアップを強化し、今後50%以上の増販を図る方針だ。同シリーズは立ち上がり好調で月販目標1万台に対して倍増の受注ペースとなっている。
来年10月までに基本コンポーネントを共用した新タイプ(セダンやSUVなどのクロスオーバーモデル)を2車種程度加える他、メカニズム面では4ATやターボエンジン搭載車を加えるなどして商品ラインアップを強化する計画。
これによって安定期の月販台数でeKワゴン1万台、他を5000台としたeKシリーズのブランドの確立を急ぐ。同シリーズは従来のギャラン店の他カープラザ店も新たに販売に加わっている。カープラザ店扱い分は当面20%程度だが行く行くは30%程度に引き上げるべく販売力も強化する。これによって三菱車全体の半分は軽自動車で占められるようになりそうだ。