日本独自の軽自動車規格に合わせた『スマートK』は、小型自動車として登録される『スマート・クーペ』よりも3万円安い127万円で11月1日より販売される。日本専用に新たに開発された軽仕様は、コストがかかっているはずだが安く販売されるそのわけとは?
スマートKでは装備が省略されており、フロントグリルにはフォグランプがなくなり、クーペのガラスルーフがKではスチールルーフとなっている。室内でも、クーペには標準装備のカップホルダーや運転席側バニティミラー、ラゲッジカバーなどがオプションとなる。
ボディに使用されるカラーもクーペとは異なり、「トリディオン・セーフティセル」と呼ばれるフレームが黒く塗られているほか、パネルカラーは4色と限られていて、インテリアもグレーの単調なもの。
ダイムラー・クライスラー日本 スマート営業部販売計画課の小野由紀子さんは「軽自動車ということで価格を下げたかった」のだという。実は、スマートKはヨーロッパで売られている「ピュア」というベーシックなグレードをベースにして価格を下げている。日本で販売されているスマートクーペは、「パッション」というグレードにあたる。スマートクーペとスマートKの仕様・装備の違いも、このグレードの違いによるものなのだ。