日本ゼネラルモーターズとスズキは、ゼネラルモーターズ(GM)とスズキの共同開発によるSUVテイストの小型5ドア・ハッチバック乗用車シボレー『クルーズ』を、11月1日より両社の販売チャンネルで販売する。本日、実車が報道発表された。
エンジンは1.5リットルDOHCと1.3リットルDOHCの2機種、駆動レイアウトは2WDと4WD、それぞれの組み合わせが設定される。トランスミッションは4ATのみ。ブランドはGMグループのシボレーに統一されているが、1.5リットルエンジン搭載仕様はGMオートワールド点で販売され、ベーシックグレードの「LS」と上級の「LT」の2グレードの展開、1.3はスズキ小型車取り扱い店(アリーナなど)で販売され、同じくベーシックグレードの「E」と上級の「X」の2グレードの展開。
価格は1.5リットルが2WD/LSの149万8000円から4WD/LTの180万3000円まで、1.3リットルが2WD/Eの124万8000円から4WD/Xの149万8000まで。販売目標は2社合わせて年間2万台となっている。
クルマの基本設計はスズキ『スウィフト』と共通で、GMのオーストラリア・デザインスタジオがスタイリング・デザインを手がけ、スズキ側と連絡をとりながら量産開発を進めた。生産はスズキの湖西工場(静岡県)で行なわれる。スズキとGMは1981年以来提携しているが、マイナーチェンジやOEMではなく、両社にとって新規車種を共同開発するのはクルーズが初めて。