トヨタ自動車からの増資を受けて、同社の商用車部門として子会社となった日野自動車の蛇川忠暉社長(元トヨタ自動車副社長)はインタビューに対して、トラック販売のアメリカ進出をトヨタ自動車との協力で行うことを検討しているとコメントした。
また、同社大木島会長(元トヨタ自動車副社長)も取材に対し「聖域みたいに資本提携は絶対ないという気は全然ない」と答え、これまでトヨタ自動車がとってきたグループ単独での生き残り戦略が商用車の場合はあてはまらないという見解を示した。
同インタビューで蛇川社長は、トラック開発のモジュール化やトヨタ自動車のサプライヤー団体である協豊会の協力を取り付けることで、原価低減および大幅な軽量化による積載量と燃費の向上を目指してゆくと話している。