富士重工業スバルは、7人乗りミニバン『トラヴィック』を22日、発売した。99年末にGMとスバルが提携し、クルマとしてその成果が現れた最初のケース。
現在ヤナセが販売しているGM・オペル『ザフィーラ』のOEM版だが、エンジンが1.8リットルから2.2リットルへと拡大され、サスペンションもスバルが独自にチューニングするなど、多くの改良が施されている。駆動レイアウトは2WD(FF)、トランスミッションは4AT。
最大の注目点は、ベースモデルで199万円(全国統一希望小売価格)という低価格。上級グレードのSパッケージ、Lパッケージ装着モデルはそれぞれ224万円、234万円で提供される。ヤナセの「ザフィーラCDX」が1.8リットルエンジンで289万円であるのに比べると、まさに“大バーゲン価格”だ。
ヨーロッパ製のザフィーラと異なり、GMタイ工場生産モデルだが、基本設計は同一で、品質管理についても厳しい基準をクリアしているという。