全体相場は小幅続落したが、自動車株は全般にしっかり。ホンダの勢いが止まらず、前日比10円高の5710円と6日続伸。一時は5790円まで上げ、4日連続で年初来高値を更新した。
素材開発やITS(高度道路交通システム)への応用が可能なナノテクノロジー分野の拡充に関する報道、国内で4社目となる燃料電池車の公道走行認定、6月の車種別販売台数での『ライフ』の首位獲得など、新規材料に事欠かず、上場来高値5880円を射程圏に捉えてきた。
日産自動車も、前日比26円高の872円と3日ぶりに反発し、年初来高値の890円に近づいてきた。中国メーカーとの乗用車合弁生産、国土交通省によるV字型6気筒エンジン「VQシリーズ」の「超-低排出ガス」認定見込みなど、こちらも買い材料は豊富だ。
富士重工業が上げ、マツダ、スズキもしっかり。半面、トヨタ自動車と三菱自動車工業はさえない。