全体相場は続落したが、自動車株は高安まちまち。円相場が再び1ドル=124円台半ばに軟化したことで、比較的しっかりした動きとなった。
日産自動車が、前日比19円高の857円と続伸。850円近辺のまとまった買い注文をきっかけに、一時は868円まで上げた。大和、野村の大手証券やJPモルガンなど外資系証券経由の買いが入り、出来高は市場第2位に拡大。3月22日に付けた年初来高値890円を意識した動きになってきた。
ホンダは、前日比30円高の5360円と4日ぶりに反発。「新型車の生産立ち上げコストを、従来の2分の1〜3分の1に圧縮する方針を固めた」と伝えられている。マツダ、三菱自動車工業もしっかり。
半面、トヨタ自動車は前日比20円安の4330円と反落。円安は支援材料ながら、全体相場の下げに引きずられた格好だ。スズキが8円安と続落し、富士重工業も反落した。いすゞは前日比変わらず。