『Cクラス・スポーツクーペ』のキーは、「エレクトロニック・キー」と呼ばれる『Cクラス』セダンをはじめ『Eクラス』など、最近のメルセデスベンツ車に採用されているものと同じタイプだ。これは従来の金属のキーではない。ダッシュボードのキーホールも普通のものと違い、赤外線の受光部が内蔵されている。
カタログには「正規のキー以外ではエンジンをかけることができず、盗難防止に威力を発揮する」とあるが、メルセデス・ベンツ乗用車商品企画部の永久仁一部長によると「毎回信号を変えているんです」ということだ。セントラルロックのリモートコントロールは赤外線と電波を併用していて、ドアノブの横にある受光部に赤外線が届かない場所でも、クルマの周りであればロックを解除することができる。
またロック・アンロックともに動作時にウインカーが点滅するので自分のクルマを探すのが容易というメリットもあるという。