【ホンダ『フィット』発進】使える空間を最大限に! センタータンクレイアウト

自動車 ニューモデル 新型車
【ホンダ『フィット』発進】使える空間を最大限に! センタータンクレイアウト
  • 【ホンダ『フィット』発進】使える空間を最大限に! センタータンクレイアウト
  • 【ホンダ『フィット』発進】使える空間を最大限に! センタータンクレイアウト
  • 【ホンダ『フィット』発進】使える空間を最大限に! センタータンクレイアウト

ホンダ『フィット』は、スモールカーにおけるパッケージングの常識を覆し、リアフロア下に配置されていた燃料タンクを前席下に移設した。この「センタータンクレイアウト」とフロアの低床化によって、多彩なシートアレンジが実現された。

開発責任者の松本宜之チーフエンジニア(本田技術研究所・栃木研究所)は、「フィットのレイアウトを考えている時、紙の上にクルマを描き、必要なものをどんどん書き込んでいきました。重ねて描いていくうちに、その絵は真っ黒になっていきましたが、一箇所だけ真っ白に空いている部分があったのです。それが前席下のスペースでした」とそのエピソードを語った。

「センタータンクレイアウト」によりリア足元フロアが広がったが、さらに室内空間をひろげるため、低床化の努力をミリ単位まで行なった。室内高は『オデッセイ』を凌ぐ1280mm。本田技術研究所・栃木研究所で車体研究責任者をつとめる郷田氏は、「“立体駐車場に入るクルマ”ということでクルマの高さには制限があります。その制約の中で最大限の空間を確保する為には、フロアを下げるしかありません」と説明した。

「センタータンクレイアウト」と低床化。この2つの技術により、リアフロアの足元部分が広がり、低く抑えられたラゲッジフロアと相まって、多彩なシートアレンジを実現している。実際にリアシートバックを前に倒してラゲッジスペースとした時に、ラゲッジフロアとシートバックとの段差はない。またリアシート座面を跳ね上げることによって、高さのある荷物、例えば植木などを立てたままリアシートの足元フロアに積むことができる。

ホンダは、この「センタータンクレイアウト」と低床によるパッケージングを今後展開される派生モデルにも採用していく予定だという。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集