『エアトレック』は、今年1月のデトロイト・オートショーで発表されたモデル、『ASX』コンセプトを量産化したものだ。「アクティブ・スポーツ・クロスオーバー」の頭文字を取ったこのコンセプトモデルは、発表当時からスペックを明かし、量産化を明言してきた。しかし、デトロイトで同時に展示されていた『RPM7000』コンセプトはどうなったのだろうか?
乗用車デザイン室の関本隆次チーフデザイナーによると「アレはアレ。アメリカだったから派手なショーモデルを作ったんですよ」とのこと。あくまでRPM7000コンセプトはショーモデルだったということだ。しかし今までもショーモデルを商品化することが多かった三菱のこと、何か量産化に向けて動いているのでは? の問いに、関本チーフデザイナーは「10月の東京ショーを見てください」と意味あり気に笑っていた。
なおエアトレックは、乗用車派生クロスオーバーSUVの市場がいち早く成立した北米へは来年から輸出される。その次にはヨーロッパだが、詳細は未定とのこと。