『エスティマ・ハイブリッド』ではホイールも専用設計となっている。その理由は“未来的な”デザインの追求と、なによりも燃費向上のために必要とされた軽量化にある。第3開発センター第3デザイン部の猪子道夫主担当員によると、アルミホイールに樹脂のリングをつけたのは軽量化のためだけのカタチを補う意味もあるという。「ユーザーの好みや気分で外していただいてもけっこうですけどね」とのことだ。
ホイールのほかにも燃費向上のために変えられた部分にルーフスポイラーがある。このスポイラーはセンター部分の厚みを変えてあるが、これは空力性能の向上が目的で実験部からの要望によるもの。実際にガソリンエンジンの『エスティマ』よりCd値は改善しているという。その他にも従来のエスティマには付いていないグレードもあったフロントスポイラーがハイブリッドでは全車に装着されている。