全体相場は小幅続落したが、自動車株は高安まちまち。もっとも、自動車セクター全体は盛り上がらない展開が続いている。
トヨタは、前日比20円安の4110円と依然軟調な動き。新型高級セダン『プレビス』の発表を受けドイツ系証券が投資判断を「買い」で持続したが、肝心の株価は空振りとなった格好だ。日中間の貿易交渉の行方を気にしており、新規の買いに対しては手控えムードが強い。
日産自動車も、前日比1円安の811円と3日ぶりに小反落。仏ルノーとともに対メキシコ戦略を強化しているが、業績回復はすでに株価は織り込み済み。新規の強力な材料がない限り、調整局面が続くことになりそうだ。
一方ホンダは、前日比70円高の5130円と3日続伸。マツダ、ダイハツ工業も小じっかり。