「90km/h規制が実施されると魚の鮮度が落ちる」とトラック協会が異議

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「90km/h規制が実施されると魚の鮮度が落ちる」とトラック協会が異議
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国土交通省が準備を進めている大型車の90km/h規制について、宮城県トラック協会気仙沼支部と水産物を扱う荷主が「鮮魚を運ぶトラックを例外的に扱ってほしい」という認識を持っていることを30日付けの河北新報が報じている。

大型トラックについては高速道路上での事故が絶えないことから、2003年9月以降に販売する新車には90km/h以上の速度が出ないようにするスピードリミッターの装着が義務付けられることになるが、宮城県トラック協会気仙沼支部によると、高速道を90km/h未満で走行した場合、気仙沼〜東京間の輸送時間は、現在の約7時間から8時間になると試算。水産物などの流通への影響は必至としている。

集荷の時間を現行より1時間以上早めないと東京でのセリには間に合わず、速度が遅いトラックが集中することで渋滞も確実に増える。輸送時間が長引くことは魚の鮮度にも影響が出るために「鮮魚を運ぶトラックを例外的に扱うよう要望できないのか?」という提案も出たという。

《石田真一》

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