三菱自動車工業が24日に発表した4月の生産・販売・輸出実績によると、国内の生産台数は前年同月比21.6%減の5万5073台となり、5カ月連続で大幅なマイナスとなった。リコール事件の影響で、依然として国内販売が同20.6%減と不振が続いているのが主因だ。
しかしながら海外生産は好調で同14.9%増となっている。その反動もあってか、輸出は同4.8%減となった。欧州向けが前年の6割の水準にとどまり、北米向けも不振が続いている。
リコール事件からエクロート氏が再建にあたっている三菱だが、ターンアラウンドの道は険しい下り坂が続く?