新型『スパシオ』の開発をまとめた第2開発センター森坂学チーフエンジニアは「先代の優れたパッケージング、サイズを変えたくなかった」という。「世田谷あたりの狭い道にはこのサイズが一番なんです」。
「ちょっとだけ“成長”しましたけどね」という全長の延長は+55mm。衝突安全性や部品の交換のしやすさなどを考えつつ、最小限に抑えらた。全高は先代と比べて10mm低くなっている。これは居住性を確保しつつ、空力特性を良くし運動性能をアップ、大きく弧を描くルーフラインでスポーティーなイメージにしたかったため。
ルーフの後端はかなり下がっているがめったに使わない3列目シートの居住性よりも、大人4人がゆったり座れる居住性や、燃費などにも結びつき日常的に意味のある走行性能を重視した。チーフエンジニアがこだわったという空力特性はcd値で0.30台とのこと。